2021/08/06 07:11
カナダのケベック市に住むトマス・ヒギンス氏は先ごろ火事に
あったがたが、そのときの彼の冷静さはまさに表彰ものだった。
火事の最中に新聞社から電話がかかると彼は落着いて受話器を取上げ、
たしかに自分の家が火事なのだと答えた。
「でもたいした火事ではないのでは?お宅の電話がまだ通じている
ではないですか」
と記者は言った。
いや、もういま家の中が燃えているところだとヒギンス氏は説明した。
なるほど、言葉のあいだに、パチパチいう炎の音や消防員の叫び声が
記者の受話器にも伝わってくる。家財の損害はと問われて、
「さあね、二千ドルから三千ドルの間ですかな」と見積もってから、
ヒギンス氏は「では、ほかに用事があるから、これで失礼します」と言い、
思い出したように、こうつけ加えた。
「そうそう、ついでだから、あなたの社の販売部へ電話して、こちらから
連絡するまで、新聞の購読を中止したいと伝えておいてくれませんか。
わたしはもうこの家を立ちのきますから」

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