「子供に関する至言」

＜５０年前には、親が何人もの子供を持つ傾向があったが、近頃では、
子供が何人もの親を持つことが多くなっている＞

＜子供たちは、１８歳ぐらいになると、親から離れて自分の世界を持つものだ。
それを、自然のなりゆきとして受け入れる親のもとには、将来、成人した子供が
驚くほどしばしば顔を出すものである＞

＜最上の両親とは、きびしさのなかにやさしさを秘めた父親と、
やさしさのなかにきびしさを秘めた母親である＞

＜両親は、子供という生きた矢を世に放つ弓である＞

＜子供は、まだかわいていないセメントのようなもの。
その上に落ちたものは、何でもみな刻印を残す＞

＜父親が子供にできるもっとも大切なことは子供の母親を愛することである＞

＜子供に接すると、二つの感情を味わわずにいられない。
子供であるということに対するいとしさと、その子が将来、
いかような人物にもなりうる可能性を秘めていることに対する、尊敬の念である＞

＜子供は、すべての大人が不完全であることに気がつく日に、彼は思春期となる。
そして彼が大人を許す日に、彼は大人になる。
さらに彼が自分自身を許す日に、彼は賢くなる＞