2021/01/15 07:11
ある日、男の子が三人遊びながら親のことを話していた。
ひとりが言った。
「そろそろ帰らなきゃ。 夕食に遅れたら、パパが怒ってぶつんだ。 ほんとにひどいんだ」
別の子が言った。 「おまえの父さんはひどくないさ。 僕んちのパパは世界一ひどいんだ」
最初の子が尋ねた。 「なんで?」
ふたりめが答えた。
「ぼくがうちに帰るだろう、もし何か言うと、ひっぱたく。 もし何も言わなくても、やっぱりひっぱたく
あーあ、もうどうしたらいいか分からないよ」
三人目が言った。
「ぼくは違うな。 ぼくのパパは世界一さ。 一緒に遊んでくれるし、いろんなことを一緒にする。
ほんとにいいパパだよ」
他の二人の子はちょっと不思議そうにその子を見た。
「いろんなことの仕方も教えてくれるの?」
三人目が答えた。
「うん、そうさ。 泳ぎを教えてくれてる。 毎朝、ぼくを湖の真ん中まで連れて行って、そこから
岸まで泳いで帰らせるんだよ」
最初の二人がほとんど口をそろえて言った。
「湖の真ん中から岸までって、かなり厳しいんじゃないか?」
「ううん、それほどでもないよ。 難しいのは、袋から出ることさ」
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