2020/08/11 07:11
私はかなり大きな薬品工場で、たった一人の女性技術者として
働いていますので、同僚からどんなふうに扱われているかと
よく尋ねられます。
この質問にどう答えてよいものやらまったくわかりませんでしたが、
とうとうある日、同僚の男性が最初の子供の出産に立会ったあとで
出社したとき、はじめてわかりました。
「もっと多くの人たちが分娩に立会おうとしないのには、ほんとうに
驚かされるよ」と、彼は熱心に言うのです。
「あれはわが生涯のうちでも、もっとも有意義な経験だったね、ほんとだよ、
ジュディ、もしきみが結婚して子供が出来たら、ぜひ分娩室に行きたまえ。
けっして後悔することはないから!」
私はあきれ返って彼の顔をまじまじと見ました。
「もしわたしが結婚して子供が出来たら」と私はゆっくり言いました。「確かに
わたしは分娩室にはいるような気がするけれど」
同僚はまるではじめて見るかのように、私のことを見て、
「あ、そうだ、そうだよね!」と言ったきり口をつぐみました。
真っ赤になった彼の顔で部屋が明るくなるほどでした。
そしてとのとき以来、私は職場でどんなふうに扱われているかたやすく
説明できるようになりました。この話をするだけでよいわけです。

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