2017/07/06 07:11
初めてのデートを終えて、少年は彼女を家に送って行った。
夜の闇にまぎれて、少年はファースト・キスをしようと決めた。
自信ありげに、壁にもたれて微笑んで彼女に言った。
「お休みのキスは?」
「バカね。私の両親が見てるかも」
「こんな時間に誰が見ているもんか」
「イヤ。誰かに見られているわよ」
「誰も見てやしないよ。みんな寝てるさ」
「ダメ。危険すぎるわ」
「キミが好きなんだ」
「私だって好きだけど、今はイヤ」
そのとき、突然電灯がパっとつき、彼女の姉がパジャマ姿で、
頭ボサボサであらわれ、眠そうな声で言った。
「パパが言ってるわよ。彼に早くキスしてやれって。イヤなら私が
キスしろって。必要ならパパがキスしてもいいって。だから
お願いだから彼に頼んで背中でインターフォンを押しっぱなしに
するのはやめてくれないかって」

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Oh Lord, give me patience, and GIVE IT TO ME NOW!

「神よ私に忍耐力をお与えください。今すぐ欲しいのです!」

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