2016/01/17 07:11
静かな夜でした。
久しぶりに旧友と飲んだ私はタクシーで帰ることにしました。
年輩の男性が運転するタクシーに乗り込み、行き先を告げました。
家は15キロほど離れた隣町です。
少し走ると街並みが切れて私の住む町まで一本道です。
間違いなく目的地に向かっているのを後部座席で確認したら、
仕事の疲れと酔いで眠たくなりました。
いつの間にか眠ったらしく、目を開けたらわが家の近くでした。
前方に信号が見えました。あの交差点を左折すればすぐの所です。
道を教えようと「運転手さん」と私は彼の肩を軽く叩きました。
「ぎゃ!」と、彼はひどく驚いて車を急停車させました。
「どうしました?」私も驚きました。
深夜なので車の通りがないから良かったが、昼間なら追突されて
いるところです。
「あ~、ごめんなさい。タクシーの運転は今日が初めてなんですよ。
これまではずっと25年間、霊柩車の運転をしていたものですから」

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