2019/12/10 07:11
一週間前、その日は、私の45歳の誕生日だった。
朝食に降りていき、妻の祝福とプレゼントを期待したが、妻は「おはよう」さえ言わなかった。
「でも、こどもたちは誕生日をおぼえていてくれるだろう」と思ったがこどもたちもなにも
言わなかった。オフィスに着くころには、私はすっかり落胆してしまった。
秘書室に入るとジャネットが、「おはようございます。誕生日おめでとう」と言ってくれて
少しは気持ちが明るくなった。
正午頃、ジャネットがドアをノックし
「外はとても気持ちのよい日で、それにあなたの誕生日なのよ。
私と外にランチを食べにいきましょうよ」と言った。
私は「いいね、いこう」と言った。
我々は、いつものところではなく、ちょっと田舎じみたところにランチに行った。
そこで 2 つの飲み物を飲み、そして、ランチは、おいしく、大いに楽しんだ。
帰り道に彼女は言った。「こんな美しい日に、オフィスにもどらなくちゃいけないの?」
「いいや」と私は言った。
彼女は言った。
「よかった、私のアパートはここから近いの。行って、飲みなおしましょうよ」
我々は、彼女のアパートに行き、そしてまた飲み物を飲んだ。
「もしかまわなければ、私、ベッド・ルームにいって、くつろげるようにしてくるわ」
「ああ、いいよ」と私は言った。
彼女は、ベッド・ルームにいって、5分後に大きなバースデー・ケーキをもって部屋から
出てき、その後から妻とこどもたちが「ハッピー・バースデー」を歌いながら出て来た。
そして私はといえば、ソックス以外なにも身につけず、真っ裸で、そこに座っていたのだ。

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