2014/03/28 07:11
ある男が大きな木のそばを通りかかった。
とても暑い日だったので、そこでちょっと休むことにした。
男はうとうとして、小一時間眠って、目が覚めると被っていた帽子が見当たらない。
木の上でサルの声がし、男が見上げるとサルが男の帽子を被っていた。
男は困って、額に手をやると、サルも額に手をやる。
男が手を振るとサルも手を振る。そこで男は木から葉っぱを取り、
頭に載せて、それを放り投げるとサルも帽子を投げで帽子を取り戻すことが出来た。
50年後、その男の孫がこの木のそばを通りかかった。
彼はそこでうたた寝をして目を覚ますと帽子がない。
ふと見上げるとやはりサルが帽子を手に持っていた。
おじいさんの話を思い出して、葉っぱを放り投げてみたが、サルは冷たく見ているだけ。
しばらくしてサルは帽子を木の枝に残したまま木からスルスルと下りてきて言った。

「ボクにもおじいちゃんがいるんだよ」

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