2013/09/16 07:11
幕末の騒乱の前、筑前(福岡)の豪商の内儀である小田宅子が
友人4人と伊勢神宮、善光寺、日光、江戸を、お参りにことよせて
買い物・観光旅行し、後年「東路日記」を出版しました。
それをもとに田辺聖子が「姥ざかり花の旅傘」で私たちにこの熟女
たちの知的でユーモアに満ち、楽しさいっぱいの旅を追体験させて
くれます。歌を詠んだり、時に酒を酌み交わしたり、いたずらっ子の
ように関所破りをしたり、怖い思いをすることも。当時の庶民文化も
興味深いですが、金が足りなくなると為替で送らせたり、土産や
荷物を国へ送ったり、当時の江戸のインフラの整備のすごさも垣間
見られます。
この本のタイトルの秀逸な事!「姥ざかり花の旅傘」 どう、読みたく
なったでしょう。

私が入り浸っているブログ「ハナアノレキ」の大家さんは頻回に東京
見物をしていて、その「東京見聞録」がむやみやたらに面白いです。
九州の自宅でまだ暗い早朝起きたところから始まり、新幹線で移動し、
暑さの中、東京で右往左往しながら、観光をこなし、土産の買い物をし、
食べ、飲み、再び新幹線で自宅に帰り、「ただいまっ」までを、私たちも
楽しく追体験できます。私も実際に東京に行きたくなったですもん(笑)。
まるで、「姥ざかり花の旅傘」のようなテイストです。ぜひ読んでみてください。
「東京見聞録1(2009年度版)」
「東京見聞録2(2011年度版)」
「東京見聞録3(2013年度版)」

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