2013/07/07 07:11
ある日、ジミーが動物園でパントマイムの大道芸をはじめた。
しかしすぐ飼育係に捕まり、事務所に連れていかれた。
動物園では、人気のあったゴリラが最近死んだので、
動物園の園長は入園者が減ることを心配していた。
飼育係は、ジミーに新しいゴリラを手に入れるまでゴリラの
着ぐるみを着てゴリラに扮する仕事をしないか、と尋ねた。
ジミーは同意し、次の朝着ぐるみを着て、客が来る前に檻の
なかに入った。彼はすぐに、これはおいしい仕事だと感じた。
寝転んだり、、客をからかったりしてればよかったし、マイムの
仕事のときより収入が多かった。
しかし、客はただタイヤを揺らすだけのゴリラにすぐ飽きて、
隣の檻のライオンに興味を示し始めた。彼は仕事を失いたく
なかったので、直ちにライオンの檻に登り、檻の天井からぶら
下がってみせた。ライオンはゴリラを威嚇し、客たちはたいそう喜んだ。
夕方飼育係がジミーのところにきて、アトラクションの褒美に報酬の
アップを告げた。ジミーは何日もライオンをからかい続け、客たちも
喜び、彼の給与はさらに上がった。
ところがある日、怒り狂うライオンの上でぶら下がっていて、
手を滑らせ下に落ちてしまった。
ライオンは彼に飛びかかろうとした。ジミーは恐怖で檻の中を
逃げ回ったが、ついに大声を出してしまった。「助けてくれ!」
ライオンは飛びかかり、ジミーは恐ろしい形相のライオンに押さえ
つけられた。ライオンは小声で言った。

「静かにしろ!バカめ。ふたりとも職を失うぞ!」

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