2012/03/20 07:11
多摩川に迷い込んだアザラシの「タマちゃん」が話題になっている。
アザラシが迷い込んできた経路や現在の食環境などに動物、
環境学者が熱い関心を寄せている。
15日、動物心理学、環境生物学、京大類人猿研究所らがプロジェクト
を組み調査に乗り出した。
このアザラシは海に戻って魚を食べているのか、多摩川で川魚を食べているのか
を調査するために、ビデオ撮影で行動を詳細に記録した。
研究室でビデオ記録をみた学者たちは、川魚を与えたときにアザラシが
とる行動が決まって同じパターンであることに気づいた。
ヒレの掌のほうを鼻にこすりつける仕草をし、こっちを向き、吠えるような動作をし、
川魚には見向きもしないのである。学者たちは、知的にもみえるこの行動パターンを
NECの巨大コンピュータに入力し、解析を試みた。
10分後コンピュータは「資料不足につき解析不能」という結果を表示し、学者たちは
落胆のため息をもらした。
ちょうどそのとき、研究室の掃除係のおばさんがモニターの前を通りかかった。
学者たちは冗談半分に、このアザラシは何を訴えてるのか教えてよ、とおばさんに訊ねた。
しばらくビデオをみていたおばさんは静かに答えた。
「タマちゃんは川魚はきらいだ、と言っているのです」
驚いた学者たちは笑いながら言った。「その根拠は?」
「簡単です。アザラシがこっちを向いて吠えているのは、こっちをみてトラのまねを
している・・・、すなわち『こちとら』です」
「ヒレの掌のほうを鼻にこすりつける仕草は?」
「それも簡単です。昔の江戸っ子がやっていた仕草で『てやんでぇ』です」
「それで? 全部通すとどんな意味になるの?」

「てやんでぇ、こちとら江戸っ子でぇ、川魚なんか生臭くて喰えるけぇ、です」

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