2011/11/05 07:12
ブラームス 弦楽6重奏曲 第一 第2楽章

ブラームスはこの弦楽6重奏曲をピアノ用に編曲して、クララの41歳の誕生日に
献呈しました。このときブラームスは27歳です。ブラームスは加齢につれて太り
醜くなっていきますが、このころはまだやせていてハンサムです。冒頭のビオラで
はじまる情熱的、ロマンティックな主題が変奏されていきます。この旋律は映画
でも使われて有名になりました。献呈したときブラームスはクララ宛に有名な手紙を
書いています。
「長い手紙を書いてください」

ブラームスはクララに憧れ、恋い焦がれましたが、結ばれることはありませんでした。
ブラームスとクララの愛がプラトニックなものだったのか、それ以上のものだったかは
今となっては誰にもわかりません。クララの孫のアルフレードが、クララの末子の
フェリックスはブラームスの子供だったというスキャンダラスな本を出版したことがあります。
ところがクララの夫のロベルト・シューマン自身が克明な日記をつけていて、この疑惑は
覆されているのです。
シューマンは非常に几帳面で細かい家庭の日々の日記を残しています。
あの劇的なブラームスとシューマン夫妻との邂逅は1853年9月30日でした。
ロベルトはクララと愛を交わした日をFという記号で日記に残していますが、9月には
Fマークは7つ確認され、しかも10月2日にはクララの妊娠が判明したと記載されて
いるそうです。




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