2011/11/02 07:11
「野球術」ジョージ・ウィル著(文春文庫)がとてもおもしろい。
大リーグのデータやエピソードを交えながら監督・投手・打撃・守備の理論を
面白おかしく書いた本。その本から2つ、

~牽制球

牽制の王様といえば、1920年以前に投げていたニック・オルトロックに
まず指を屈するだろう。
牽制が抜群にうまかった彼は、打者をわざわざ歩かせているとささやかれた
くらいだった。
つまり外から見ていると、オルトロックがいちばん手っ取り早くアウトを取る
方法は、一塁走者を牽制で刺すことだったのだ。

~不運な投手

1988年9月、ブルージェイズのデイヴ・スティーヴは、9回2死から
イレギュラー・バウンドのヒットを許し、あと一歩のところでノーヒット・
ノーランを逸している。
次に先発した試合でも、彼は9回2死で相手打者のバットを折りながら、
その打球をヒットにされてしまった。
この2本のヒットさえなければ、スティーヴは2試合連続のノーヒット・
ノーランを記録していたはずだ。
翌1989年、先発2戦目でまたもやワンヒット・ピッチングを展開し、
連続先発4試合のうち3試合までを1安打に抑えるという空前の記録を
達成する。
逆にいえば3試合のノーヒット・ノーラン試合を逃したのだった。



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