2011/02/08 07:11
小さな町で、検察官が、法廷で証言させるため、高齢の夫人を最初の証人に呼んだ。
検事は彼女に近づき尋ねた。
「ジョーンズ夫人、私を知っていますか?」
彼女は答えた。
「もちろん、ウィリアムスさん、あなたをよく知っています。私はあなたのことを
少年時代から知っていますよ。率直に言わせてもらえば、あなたは私に失望ばかり
与えてきました。嘘つきで、奥さんに不貞を働き、人をだまし、影で人の悪口を
言ったりしました。自分を大物だと思っているけれど、取るに足りない小人物だわ」
検事は呆然とさせられた。他に何をしていいのかわからず、彼は部屋の向こうを
指差し尋ねた。
「ジョーンズ夫人、あの弁護士をご存知ですか?」
彼女はまた答えた。
「もちろん、よく知っていますわ。私はブラッドリー氏もまた少年時代から知っています。
私は彼のベビー・シッターをよくしたものでした。彼もまた、ほんとうに私の失望のたね
でした。彼はなまけもので、偏屈で大酒飲みでした。彼はだれとも正常な人間関係をつくる
ことができず、彼の弁護活動はこの州でもっともたちの悪いものでした。ええ、彼をよく
知っていますよ」
こと ここに至って、とうとう判事は法廷のざわめきと笑いに注意を与え、
検事と弁護士を判事席に呼び寄せた。彼は非常に静かな声で脅迫するように言った。
「あんたがたのどちらかが彼女に私のことを知っているかどうかを尋ねたら、
直ちに法廷侮辱罪で拘置するからな」


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