2010/09/22 07:11
サムは25年間もコンピューター業界で働き、ストレスで体を壊してしまった。
彼は人気(ひとけ)のないバーモント州に50エーカーの土地を買った。
そこでは、郵便配達を見るのは週に1度で、食料品を買いにいくのは月に
1度だった。とても平和で静かな暮らしだった。
ほとんど人にも会わず6ヶ月ほど過ごした、ある晩、夕食を終えたときに、
誰かがドアをノックした。ドアを開けると、ひげもじゃの大男が立っていた。
「イーノックちゅうもんだ。あんたの隣人で、山の向こう、4マイルほど先に
住んでる。土曜にパーティがあるんだけど、あんたも来たいだろうと思って」
「そりゃいい!」とサムが言った。「ここに来て6ヶ月たつし、そろそろ、
ここの人たちにも会ってみたいと思ってたんだ。ありがとう」
イーノックは帰ろうとして立ちどまり、「言っとくけど、つよい酒がでるかも知れんぞ」
「いいよ、25年間もコンピューター業界でもまれてるから、酒は強いんだ」
イーノックは帰ろうとして、また立ちどまり、言った。「喧嘩騒ぎもあるかもしんねえぞ」
サムは乱暴な連中を思い浮かべたが、言った。「うん。彼らとはうまくやるよ。
必ず行くよ。ありがとう」
イーノックはまたドアからこちらを向いて言った。「パーティーの後、けっこう、
ワイルドでムフフなことがあったりもするよ」
「いいよ」サムは言った。「私だって、6ヶ月もひとりでいたんだよ。絶対行くよ…・。
それで何を着ていったらいい?」
イーノックはまたドアのところで言った。

「何でもいいよ。パーティーたって、我々ふたりきりなんだからな」

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