2010/06/24 07:11
慈善募金の係りが、これまで一度も寄付をしたことのない金持ちのところへ
寄付を頼みに行った。だが、用件を切り出すやいなや、たちまち断られてしまった。
募金係は少し強引な戦術をとることに決めて、こう言った。
「実は私どもではあなたの財政をすっかり調査いたしましたんですよ。その結果に
よりますと、昨年度のあなたの収入は50万ドルということでしたが」
しかし金持ちはすこしも騒がず、こう答えた。
「はあ、そうかね。しかし、私のほうからもききたいことがある。私の母親は未亡人で、
政府の老齢年金以外に生計の道がないのだが、調査でそのことがわかったかね?
私の妹の亭主は、6人の小さな子供を残して事故死したのだが、これも調査でわかって
いるかな?また、弟は、第二次大戦で重傷を負い、わずかばかりの傷病年金で暮らしているが、
これも調査でわかったかね?」
募金係はいたく同情心をそそられ、ポケットに手を入れて、この困窮した一家を助けるため
財布から金を出しかけると、相手は言葉をついで、

「わたしはその連中にさえ何もしてやらんのだ。ましてや慈善募金なんかに、
どうして金を出せるもんかね」
関連記事

プロフィール

エリアンダー

Author:エリアンダー
世界のジョークとちょっといい話

Oh Lord, give me patience, and GIVE IT TO ME NOW!

「神よ私に忍耐力をお与えください。今すぐ欲しいのです!」

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも一覧

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる