2023/09/26 07:11
ヘレン・ケラーの先生のアン・サリバンがはじめてヘレンに会ったとき、
目も見えず、耳も聞こえないヘレンは六歳だったが、まるで野獣のように
手に負えない子だった。ヘレンは、自分の家族にわがままの限りをつくし、
気に入らないことがあると、つねったり、けとばしたり、かみついたりしていた。
サリバンは、ヘレンが自分をつねるたびに、平手打ちくらわせた。
後日、ヘレン・ケラーが回顧録に、はるか昔はじめて愛する先生に会った思い出を
書きつづったとき、平手打ちの記憶は忘れられていた。彼女はこう書いている。
「足音が近づいてくるのを感じたので、母だと思って手をのばした。
だれかがその手を取ったかと思うと、私は抱き上げられ、腕のなかにしっかりと
抱かれていた。その人こそ、私に、あらゆることを啓示するためにきた人いな、
何よりもまず、私を愛するためにきた人だったのである」

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